タバコの基礎知識



タバコの効用

タバコの効用はニコチン依存症のあかし

タバコの効用はすべてまやかしに過ぎない

喫煙者は、タバコを吸うことによって集中力が高まる、気分が落ち着く、ストレス解消、目覚まし効果、便通がよくなるといった“効用”が得られると感じています。しかし、これらの“効用”は「まやかし」に過ぎません。

たとえば、タバコを吸うと頭がスッキリするというのは、タバコを吸えない状態が長く続いたために起こる脳の覚醒レベルの低下(禁断症状のひとつ)が、ニコチンの補給により平常喫煙時のレベルまで戻っただけのことです。普段よりも覚醒レベルが上昇したわけではなく、作業能率を調べるテストでは、喫煙前に比べて喫煙後に能力が低下するという研究データも報告されています。

つまり「タバコの効用」とは、喫煙者の脳がニコチンに支配されていることを示す証拠にほかならないのです。

タバコの効用はすべてまやかし

ニコチンやタールの少ないタバコが人気を呼んでいるが、喫煙常習者の場合、1日に一定量のニコチンを体が必要とする。そのため害は変わらない。
軽さを強調したおしゃれなパッケージにだまされないように。

軽いタバコに替えても害は減らない

喫煙者の血液中のニコチン濃度は、その人の依存の程度に応じてだいたい決まっています。ニコチンの少ないタバコに切り替えると、ニコチンの血中濃度を常に自分に合ったレベルに維持しようとする「自己調節機能」が働いて、無意識のうちに吸う本数が増える、吸うピッチが速くなる、深く吸い込む、タバコの根元まで吸うといった行動をしがちです。

その結果、ニコチンやタールなどの有害成分が体内に取り込まれる量はそれほど減りません。さらに困ったことに、一酸化炭素の体内への取り込みは本数や吸うピッチなどに比例して増加するため、虚血性心疾患や脳梗塞など動脈硬化に関係した病気にかかる危険性がかえって増すことになりかねません。

軽いタバコは決して「健康によい」とはいえないのです。

ニコチン摂取の自己調節機能

「考えがまとまる」「頭がスッキリする」などのタバコの効用は、ニコチン切れによる身体機能の低下が通常の状態に戻っただけであり、まやかしである。



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